【水墨画】初心者必見!まず気軽に始めたい人の為の初めの1歩

こんにちは
水墨画作家のCHIKAです。

水墨画をもっと気軽に
もっと簡単に始めてみたいけれど・・・

そもそも水墨画ってよくわからない

“難しい決まり事が沢山ありそう”
“筆の扱いが難しそう”

“独学でどこまで描けるだろう?”
“作品描けるまで何年もかかるでしょ?”

そう感じている方は
多いのではないでしょうか。

 

このブログでは、

ゼロからやってみよう
という初心者の方

独学で作品を描いてみたい方

そんな方々に

全くゼロから
独学で始めた経験を活かし、

初めの一歩 を踏み出す
お手伝いが出来ればと思っております。

[水墨画]年表

[水墨画]最初のイメージ

水墨画とは

まず、水墨画とは

水を使った墨の画のことです。

そして日本の水墨画とは

『濃淡、にじみ、かすれを
墨色の変化で表現し、中国風に
描いたもの』

というのが美術史的な見方です。

では、

水墨画の難しいイメージは
どこからくるのでしょう?

[水墨画]道具からのイメージ

水墨画は墨、筆、紙、水
さえあれば始められる
シンプルな絵画ですが、

その一つ一つの道具を
うまく扱おうとすると
多少時間がかかります。

しかし、そこが水墨画を描く
醍醐味であり
面白いところなのです。

水墨画が難しく感じられるのは
日本人の墨の文化が
薄れつつあるのも
原因のひとつでしょう。

“墨も筆も使うのは小学校以来”
という方も多いと思います。

“簡単に描ける”
と言いたいところですが、

やはり、最低限の基本[調墨運筆]
押さえておかないと、
のちのち大きな差になってきます。

水墨画作品として描ける
表現の幅が狭くなったり

応用が出来ない

なんてことになりかねません。

どんなに最初は
難しそうに感じても

少しずつクリアしていくと
コツがわかるようになってきます。

上手く扱えない初心者の間は、

紙にまかせる

墨にまかせる

筆にまかせる

という気持ちで道具に
慣れ親しむことから
始めてみましょう。

実際、プロの方がよく口にされるのは、

「水墨画は紙が描かせてくれる」
「水墨画は墨の調子で決まる」
「水墨画は筆使いで決まる」

ということは、
やはり基本の道具の扱い方は
押さえておくべきですね。

プロも初心者も
やることは同じなんです。

 

[水墨画]歴史からのイメージ

もうひとつ、
水墨画が難しく感じられるのは、

“歴史からくる印象”
ではないでしょうか。

水墨画の発祥は中国です。

時代の流れの中で
「中国人が中国人のために
中国人しか描けない世界観を
造り上げていった」

引用:「早春図」郭煕(北宋)/ウィキペディアより

つまり画に求められたのが
『気』であり、
真理の追及であったということ。

これは容易に理解は難しそうですね。

一方日本では、
鎌倉時代にと共に
『水墨画』としてそのまんま受け入れ、

中国風の絵画

ということで今日まで
受け継がれてきました。

ここに
水墨画を生んだ中国と
それを学んだ日本との
大きな差があります。

この民族的に理解し難いものが

時を経てもイメージとして
つきまとうのでは・・・

と私は思います。

[水墨画]現代の水墨画

 

古典を守る正統派なもの

遠近、陰影を使った
西洋画的なもの

抽象画風のもの

パフォーマンスアート  etc

様々に発展変化してきています。

 

初心者が水墨画教室で
真っ先に教わるのは

竹、梅など
「花卉雑画」
と呼ばれる水墨画のジャンルです。

中国では北宋時代に始まりました。

山水画と違って
親しみやすく
初心者
入りやすいジャンルです。

「竹図」徐渭 アメリカ・フリーア美術館

それでは
気軽に描いていくために

是非始めていただきたいことを
お伝えしたいと思います。

最初のイメージ
「難しい」を「楽しい」
に変えていきましょう。

【水墨画】初心者は出会いが大切?

あなたが水墨画を始めたい
と思った動機は何ですか?

この人のようになりたい
こんな作品を描きたい!

まずは「描ける自分をイメージする」
そこが入り口になります。

[水墨画]憧れの画家はいますか?

スポーツ選手でも
憧れのスターが出ることで、
一気に夢と希望が
持てるようになる。

真似たい、成り切りたい!!

スターにはそう思わせる
魅力があります。

絵画の世界も全く同じです。

この人物にしか描けない

そんな
独特の世界観を持っています。

最近では
音楽舞踊とのコラボで
パフォーマンスする
作家さんも増えてますね。

何が生まれてくるか?

その筆さばき
魅了される方は多そうです。

 

私の場合の
憧れの画家(絵師)は
俵屋宗達でした。

日本画の“花鳥風月”をテーマに
白と黒で
水墨画風に描きたい
と思ってました。

引用: 「蓮池水禽図」俵屋宗達(京都国立博物館蔵)

[水墨画]憧れの作品はありますか?

一番の出会い
作家ですか?それとも作品

まず作品に惚れて
「どんな画家が描いてるんだろ?」

ということで、その次に作家に惚れる。
という出会い方もあります。

これもまた画家と同様
「こんな作品を描きたい」
「どう描いたらこんな風になるのか?」

そう思うことで
作品の模倣研究が始まる。
課題が出来る。

「人間はインプットしたことしか
アウトプット出来ない」

らしいです。

ならばどんどん
作品に出会って

好きになって憧れて

どんどんインプット
していきましょう!!

[水墨画]描きたいものとの出会い

教室では、初心者の時は
ひたすらお手本を描くことを
積み重ねます。

少し慣れてくると
作品を描く作業に移ります。

「何を描こうか」
「描きたいものが見つからない」

いざ道具を出して机に向かっても
何も浮かばない

ということだと
その時間が無駄になります。

たちまちモチベーション
下がってしまうことに
なりかねません。

常に
描きたいもののことを
考えている・・・って
難しいですか?

でも
描こうと思ってたら

街を歩いていても
視点が変わってきます。

エネルギーの引き寄せ効果ですね。

「これ面白いな」と

インスピレーションを
刺激する対象と
出会えることもあります。

その場でスケッチ出来るようであれば
即、実行に移しましょう。

アイデアは一瞬で
どこかへ飛んでってしまいます。

スマホで撮った写真
インスタ投稿の写真の中で
気に入った対象を探すことも
ありだと思います。

とにかく初心者の間は、
自分の好みを探すことは
大事な作業になります。

まだ未熟なうちからでも
すぐに出来ることです。

プロになった気分で

自分の描きたい
好みのものに
出会っていきましょう。

[水墨画]スケッチについて

スケッチは、

“作品を描くうえで参考程度に
描き溜めるもの”

という認識でよいと思います。

例えば、花や野菜なら

花や葉の形、付き方など
特徴を掴むこと が大切

スケッチに力を込めすぎないこと

色々な画家の
展覧会を見に行くと、
必ずスケッチ画
画帖が展示してあり

それ自体が作品になるほど
精密に描かれているものを
目にすることがあります。

そこにはその画家
作品にかける並々ならぬ
努力が見えます。

けれど、
「初心者の時にも
作品を描いて楽しみたい」

と思うのであれば、

スケッチに時間を
かけてしまうより

あくまで参考として、

書き留めたものを
繋ぎ合わせたり
省いたりしながら

作品になるように

構図や背景、物語を
作ることなどに
時間を使ってほしい
と思います。

スケッチは鉛筆
使いやすいでしょう。

日本画や水墨画では
線が命なので、
私ははじめからこだわって

描き直しの出来ない
墨を使ってスケッチしたり
模写したりしました。

おかげで線に勢いがついて
いきなり描くことも
怖くなくなりました。

しかし現代はを使う機会が
ほとんどありません。

スケッチまでを使うのは
かなり骨が折れそうです。

ソフトを使って構図や
イメージを掴むことを
している方も多いようです。

自分の好むスタイル
日頃の練習や
作品に活かしていきましょう。

[水墨画]道具との出会い

水墨画の道具は、
墨、硯、筆、紙

いわゆる文房四宝
言われるものです。

こんなにシンプルな道具だけど
奥深い画が描けるのです。

道具が揃うだけで
描ける気分になるもんです。

大切に扱えば長く持ちます。
愛着も湧いてきます

プロのような値の張る道具
使わなかったとしても

向き合う気持ちに
変わりはないと思います。

道具を丁寧に扱えば
道具が答えてくれます

初心者の為の道具の揃え方はコチラ ⇩

水墨画を気軽に始めるには|初心者はまずこの道具を揃えよう

【水墨画】初心者は目標立てよう

絵の教室では
半年から1年の単位で
カリキュラム
決められています。

独学の場合は
それを自分で設定する
ことになります。

作品を自由に
描けるようになるまでは

特に自分自身との
約束は欠かせません。

[水墨画]“描きたい時に描く”?

今日は疲れたからやめとく

そんな日もあるかもしれません。
「たまに描く」ことを
最初に決めたのでなければ

毎日10分でも
筆を持って描きましょう。

思わぬアイデア
浮かんでくるかもしれません。

それに筆や墨の調子などなど

毎日やればこそ

感覚的にわかってくる
ことが実に多いのです

それでも独学
モチベーション維持が
難しいです。

そんな時は、

・知人や友人に絵葉書にして送る
・お友達や地域の交流の場で披露する
などなど

誰かの目に触れる機会を作って
次のステップへの
喜びに変えていきましょう。

絵日記を描く画家も
よく聞きます。

見るのは自分だけなので、
へたでもなんでも
いいわけです。

毎日描ければ良い成長の記録
にもなりそうですね。
オススメです。

継続は力なりです。

その積み重ねが、
描ける人になる
大切なステップになります。

そして描けたときの

大きな喜びに繋がります。

[水墨画]描けるまでのシュミレーション

「ここまで描こう」が
「ここまで描けた
変わっていきます。

その時は必ず来ます

 

例えば

季節の花や野菜
お手本を見ながら描く(臨画)

1か月ごとに1つの草花や野菜を描く
平面から立体的な表現を目指す

半年後、水墨画の二大表現法に慣れる
質感、量感を素材に合わせて表現する

1年後、題材に合った筆遣いで
水墨画らしく作品を仕上げる

臨画を繰り返していくうちに
コツがつかめるようになります

いかがでしょう?
もっと時間がかかると
思ってませんでしたか?

水墨画の二大表現法の
鈎勒法こうろくほう、没骨法もっこつほう
堅苦しい名前ですが

手が慣れて
使えるようになると、

名前はほとんど
重要ではなくなります。

水墨画を描く前に知っておきたい
姿勢と運筆はコチラ⇩

【水墨画】の描き方|その前に知っておきたい姿勢と運筆の数々

【水墨画初心者】は独学か習うか

私の周囲は独学者
とても多かったので、

絵画に関しては、
あまり教室で学ぼうと
いうことを真剣に
悩んだことがありません。

性格的にもマイペースで、

納得いかなければ先に進めない

結構厄介な性格でしたので、
独学が向いていたのかもしれません。

とは言っても
納得できる画を描くまでには

道具の買い方、使い方など
細かい基礎的なことを

自分で学んでいかなくては
いけなかったし、

情報交換する仲間
いなかったので、

ずいぶん時間は
かかりました。

やはり
基本的なことで悩む時間は
出来るだけ少ない方が
よいですね。

[水墨画]初心者の道具選びについて

ゼロから揃える場合、

水墨画セット
あまりオススメしません。

無駄がないようで、

使い勝手が悪かったり
使わないものが
含まれていたりします。

出来れば一度は専門店や
画材店に出向いてみてください

選び切れないほどの種類があり、

どれが自分に向いているかは
判断が難しいでしょうから

初心者に適したものを
お店の専門の方に
紹介してもらって

予算内で選ぶのが
ベストだと思います。

専門店や画材店が
近くになくて
ネットで購入する場合

専門店水墨画の画材を
扱っているサイト

初心者によく使われている
ものを選びましょう。

その際、
参考本手引書があれば
先にだいたいの見当をつけて
選ぶことをお勧めします。

『それでも最初だからセットものを』
という方もいらっしゃるかもしれません。
いくつかセットものも出回ってます。
無駄のないところで選びましょう。

このブログでも

初心者の方に合わせて
ご紹介していきたいと思います。

是非参考にしてみてください。

初心者の為の道具の揃え方はコチラ 

水墨画を気軽に始めるには|初心者はまずこの道具を揃えよう

水墨画初心者の方へ

いかがでしたか?

何となくイメージ
つかめてきたでしょうか?

「少し水墨画へのイメージが
軽くなって描きたくなった」
と言っていただければ嬉しい限りです。

簡単に描けるのも
魅力かもしれませんが

そのプロセスを楽しみ、
工夫の引き出しを沢山もてる。

そして、いつでも初心に戻れて
新しいものも柔軟に取り入れられる。

そんな作家に
私もなりたいなと思ってます。

そして
独学では時間のかかる習得法の
どれか一つでも
解決できるように
手引書になればと思ってます。

「水墨画って思ったより面白い!」
と言ってもらえるよう
お伝えしていきたいと思います。

まとめ

今回は水墨画を始めたい人の為に
「これだけは押さえてから
始めて欲しい」ことを
ご紹介しました。

〇憧れのイメージがとっても大切
〇スケッチは特徴を掴む程度に
〇目標と継続することの大切さ

是非参考にしてみてください。

水墨画と出会おう

感謝の一言です!!

こちらの記事にアクセスいただく方が
とっても多いのにありがたい思いで
いっぱいです!!

水墨画をやってみたい方々は
大勢いらっしゃるんだなぁ~と
改めて気づかされた思いです。

今とってもアートが熱いです。

筆者のサイトも
さらに充実を目指して、
さらに学んで発信して
いけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします<m(__)m>

4 件のコメント

  • はじめまして。なかしまあきこと申します。

    小さい頃 書道を習っていて楽しかったけど、中学になって辞めてしまいました。
    先日、正月に子どもと一緒に書道をやったら(義実家にあった道具でちょろっと書いてみたのです笑)すごく楽しくてワクワクして、
    あの瞬時に書の中に入れる感覚がわたしのエネルギーをあげてくれて、もう一度書をやりたい!っと思いました。
    そんな中、書道を気軽に楽しみたいなーとネットで探していたらchikaさんにたどり着きました。

    なんだか取り留めなく書きましたが、chikaさんの記事を読んで嬉しくなってコメントしました 笑。

    • なかしまあきこ様

      子供さんと書道をされたのですね!素敵な時間でしたね。なかしま様の文章からワクワク感が伝わってきました。 “書をやりたい”と思われたのになぜか水墨画を書いた記事に目を止めてくださったのですね!感激です。お母様のワクワクは子供さんのワクワクに繋がります。是非、その時間を大切に書をなさってください。そして願わくば、墨絵の世界もチラッと覗いてくださいネ。素敵なコメントを本当にありがとうございました。

  • CHIKA様

    今日初めてブログに到達し、何時間も見てました。私もほぼ独学で2年ほど水墨画を書いています。気持ちだけは若い還暦プラス?年の、子どもも春に自活し、両親もこの1年半の間に相次いで看取り、いよいよ自分だけの時間を水墨画にと思っている者です。高校で美術選択をして油絵を描いたけれど、あの全てを塗りまくる感覚は根っからの日本人として「空気や風が描かれていなくて苦しい」と違和感。銀座のデパートで今で言うワークショップみたいな催事で、初めて年賀状の竹と椿を描かせてもらって、結構褒められたのが心地よく、還暦後に描き始めました。質問です、CHIKAさんが影響を受けたメンターとはどなたなのでしょう。その方はブログとかHPをお持ちですか。あと、CHIKAさんは今、オンラインで水墨画教室されていましたら、そのことも知りたいです。

    • カモメ様

      コメントをありがとうございます。とても嬉しく読ませて頂きました。
      またじっくりブログを読んでくださって、ありがとうございます。

      気持ちが若いということはとても大切なことと私も若い方々と
      接するようになって実感しております。特に創造的なことをされる方に
      年齢は関係ありません! 是非是非、これからも水墨画を楽しんでください。

      私が目を止めて目覚めた方のブログはこちらです。
      「絵をたしなむ」https://kurohaku.com

      私のオンライン教室はもう少し先になります。
      その時にはまたこのブログで告知させていただきます。

      水墨画も墨絵もこの先、形をかえて進化していきそうです。
      とっても楽しみな世界が広がるようで私もワクワクしております。

  • ABOUT US

    はじめまして 水墨画作家のCHIKAです。水墨画を独学で学んだ経験を活かし、全くの独学でも楽しめる方法を日々trial and errorで実践中。“変化・継承する素晴らしさを自然から学びたい”思いで里山暮らしを体験中。野鳥好き・猫好き。アクリル画にも挑戦中。京都生まれ