【水墨画】初心者は書道半紙でOK?にじみを活かす紙の選び方

こんにちは 水墨画家のCHIKAです。

筆、墨、硯が準備出来たら、
いよいよ選びです。

紙も和紙、宣紙等、
様々な紙があります。

淡墨の美しい滲みを表現するには、
まず「画仙紙」をおススメします

初心者にとって、意図していない滲みは、
もどかしいものですが、
「にじみ」を楽しむことで、
水墨画上達の道が見えてきます。

こちらの記事では、初心者の方が、
“にじみ”とどう付き合っていくかをお伝えしています。

にじみが怖い初心者ほど、水墨画が苦しくなる理由

水墨画用の紙選びのポイント


水墨画に使用する紙を選ぶとき、
大切にするポイントがあります。

それは、

  • 淡墨の変化がきれいに出ること
  • “かすれ”がきれいに出ること
  • 發墨が良いこと

では、このポイントをクリアする
紙の種類をご紹介します。

[水墨画]滲む紙、滲まない紙


水墨画で使う紙には、
中国製日本製があります。

原材料も漉き方も違うので、
仕上がりの印象に違いが出ます。

水墨画の紙/中国製(本画宣)

中国製はよく滲みます。
滲み方が、日本製と違って、
とても柔らかいです。

原材料は、
稲藁と青檀(せいだん)の樹皮です。

厚みによっても滲み方が違って、
それぞれに美しいです。

代表的で、人気の宣紙に、
「紅星牌」
「蘭亭牌」
などがあります。

水墨画の紙/日本製(和画仙)

日本製の紙の主な原料は、
木材パルプ、藁、
楮、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)
などです。

中国産に比べて、
描き心地や仕上がりが、
多少硬い印象はあります。

發墨はとても良いです。

代表的な人気の画仙紙に、
甲州和紙、
因州和紙、
伊予和紙
があります。

[水墨画]機械漉きの紙、手漉きの紙


機械漉きと手漉きがあります。

手漉き和紙
職人さんが1枚1枚
手作業で仕上げます。

機械漉き
大型の機械を使って
大量の和紙を均一に漉いていきます。

手漉き和紙は、機械漉きに比べて、
手間がかかっている為、
高価になります。

機械漉きは、比較的安価ですが、
品質が安定していて使いやすいです。

こちらの記事で、滲む紙について、
もう少し詳しくご紹介しています。

水墨画初心者のための道具の扱い方|にじむ紙だからこそ面白い

【水墨画】初心者におススメの紙とは


水墨画で使われている紙の
種類、特徴、選び方のポイントを
ご紹介してきました。

では、
初心者におススメの紙と選び方を、
もう一度、おさらいしておきましょう。

キーワードは、
「滲みを楽しめる基本の紙」です。

①水墨画練習用の「和画仙紙」
②淡墨がきれいに出る書道用半紙

理由としては、
●初心者の筆を動かすスピードが遅いうちは、
滲みを押さえたものを選ぶ

●初心者のうちから、淡墨がきれいに出る紙で、
滲みの変化の体験が出来るもの

書道用半紙は、枚数が多く、安価で、
気兼ねなく使用出来る。

【水墨画】にじみを活かす紙の選び方

初心者は「書道半紙」で
十分良い練習が出来るのでおススメです。

その理由は、
●薄墨がきれいに出る
滲みの変化が体感出来る
●安価で気兼ねなく練習できる。

💡筆者の声
筆者の教室でも初心者の方は、
「書道半紙」から始めてます。

滲みを怖がってる生徒さんも、
淡墨できれいににじみが成功すると、
次の練習意欲が湧いてくるようで、
続けて同じ紙を使用されてます

「紙のせいではない」ということ
大切なのは、 紙よりも、筆と墨のコントロール の方が重要だということです。

沢山練習することで、
運筆も早くなり、描けるものも
増えてきます。

練習用としては、このあたりの
半紙が使いやすくておススメです。
滲みが強すぎず、淡墨の変化も
きれいに出ます。⇩

慣れてきたら、
「画仙紙」も試してみると
表現の幅が広がります。

こちらは冊子綴りになった
水墨画用の画仙紙です。
にじみとかすれがきれいに出て、
少し厚みもあり、スタート時点での
練習用に向いてます。⇩

水墨画は、才能やセンスではなく、
「慣れ」と「経験」が大きいことを
こちらの記事で、お話しています。

水墨画は才能がないと描けませんか?初心者が最初に知ってほしいこと

まとめ

いかがでしたか?

紙の種類は沢山あって、
初心者の頃には選びきれません。

①水墨画の紙選びのポイント
②水墨画の紙の種類と特徴
③初心者は、書道半紙でOK

この記事で、紙選びのポイントを押さえて、
無駄なく沢山練習していきましょう。

道具が揃ったら、描いてみよう!
筆の使い方を学ぶなら、四君子の一つ、
「竹」の記事がおススメです。⇩

【水墨画】竹の描き方|運筆を鍛える基本練習とコツ

ABOUT US

はじめまして 水墨画作家のCHIKA.Nです。水墨画を独学から始め、描き続けてきた絵描きです。初心者や独学者がつまずきやすいポイントを、技法だけでなく「考え方」から伝えること。そして上達の速さより続けることを大切にお伝えしています。 水墨画を少し安心して続けられる場所として、このブログを運営しています。  京都生まれ、兵庫県在住