【水墨画】硯の選び方|初心者におススメの硯とは

こんにちは 水墨画家のCHIKAです。

水墨画に必要な道具は
筆、墨、硯、紙 の4つです。

墨が用意出来たら、
を選びましょう。

最初から高価なものは
必要ありません

墨が磨れて、
少しでも長持ちする
硯を選ぶために、
選び方のポイントを
お伝えしたいと思います。

【水墨画】硯の素材と特徴


素材は、

・本石(天然石)
・樹脂製(プラスチック)
・セラミック

に分けられます。

●本石(天然石)
表面に「鋒鋩ほうぼう
という細かな突起があり、
墨を滑らかに磨ることが出来ます。

この鋒鋩が多いほど良い硯と言えます。

国産に比べて、中国産は鋒鋩の数が
多いといわれてます。

●樹脂製、セラミック
軽くて持ち運びに便利ですが、
墨を磨る力は石製には劣ります。

主に、墨汁を溜めておく「墨池
としての利用に向いてます。

【水墨画】硯の選び方のポイント


水墨画用の硯を選ぶ際に、
最も重要なのが、
「より粒子の細かい墨が磨れる」
ものを選ぶことです。

粒子が細かいということは、
それだけ美しい墨色の階調が
出せるということです。

実際の硯の形状としては、

①形:どっしりとした重み、バランス

②鋒鋩:「おか」を撫でてみる。
ごく細かな凹凸で赤ちゃん肌

③模様:美しいだけでなく、短時間で
良い墨が磨れる

④保水力:磨った墨液が直ぐに乾かず
保たれること

⑤離墨:使用後の墨が落ちやすい

これらの条件を満たす代表的で、
人気のある天然石としては、

端渓硯(たんけいけん)
中国産です。
水墨画愛好家に最も人気があります。
滑らかなグラデーションを表現するのに
適しています。

●雄勝硯(おがつすずり)
宮城県産。
日本を代表する和硯です。
墨が乾きにくいのが特徴です。
練習用にも使われています。

●赤間硯(あかますずり)
山口県産の和硯です。
短時間で質の良い墨を磨る
ことが出来るのが特徴です。

【水墨画】初心者におすすめの硯


良い硯の特徴と
選ぶポイントがわかったところで、
初心者におススメの硯をご紹介します。

◎宋坑 端渓硯 5吋(縦12.5×横8.5㎝)
・中国産の天然石です。
・端渓硯の中でも最もリーズナブルです。
墨のおりが早いので、初心者には最適です。
・5吋位が、丁度良い大きさです。

◎雄勝硯 四平(縦12.0×横7.5㎝)
・宮城県産の和硯です。
磨りやすく、粒子が均質
・比較的安価なため、初心者の練習用
としても優秀です。
・四平、四五平(和硯サイズ)がおススメです。

※「雄勝硯」は、東日本大震災で壊滅的被害を受け、
現在、復興中です。お店でお問合せください。

他にも入門用として、
◎羅紋硯(中国産)
非常に安価だが、粒子の細かさに欠け、
水墨画の美しい淡色は望めない。

◎呉竹 本石(和硯/青藍他)
実用的で使い勝手は良いが、
墨色の深みや階調は望めない。

最も普及している硯です。

初心者の練習用としては問題ないですが、
「墨色の変化を楽しむ」のであれば、
水墨画に適した硯をおススメします。

硯もまた良いものは一生ものです。
専門店で相談の上、
予算に合わせて選びましょう。

大切な道具を長く使う為には、
日頃のケアも大切です。

墨のこと硯のことと扱い方はコチラ

水墨画初心者の為の道具のメンテナンス|墨のこと・硯のこと

まとめ

いかがでしたか?
水墨画の基本道具のうちの一つ、
「硯の選び方」をご紹介しました。

①硯の特長を知る
②選び方のポイント
③初心者におススメの硯とは

日頃のお稽古のヒントになれば幸いです。

道具が揃ったら描いてみよう。
筆の使い方を学ぶなら、四君子の一つ、
「竹」の記事がおススメです。

【水墨画】竹の描き方|運筆を鍛える基本練習とコツ

ABOUT US

はじめまして 水墨画作家のCHIKA.Nです。水墨画を独学から始め、描き続けてきた絵描きです。初心者や独学者がつまずきやすいポイントを、技法だけでなく「考え方」から伝えること。そして上達の速さより続けることを大切にお伝えしています。 水墨画を少し安心して続けられる場所として、このブログを運営しています。  京都生まれ、兵庫県在住