【水墨画】筆の選び方|初心者が最初に揃えたい基本の道具

こんにちは 水墨画家のCHIKAです。

水墨画を始めるのに、
まず必要になるのが、道具選びです。

その中で、最も重要なのが、
「筆」です。

筆は、初心者のうちは何本も必要ありません。
水墨画用の一本をしっかり選びましょう。

この記事では、初心者の方が迷わないための
筆の選び方をご紹介しています。

こちらの記事では、
「高い筆は必要か?」の疑問にお答えしています。

水墨画初心者が高い筆を買う前に知ってほしいこと

【水墨画】筆の種類と選び方のポイント


水墨画でよく使う筆です。

①付立(ツケタテ)筆
②削用(サクヨウ)筆
③面相(メンソウ)筆

水墨画の筆/①付立筆の特長


付立筆は、
面の表現を可能にするために
最も適した筆です。

この付立筆1本あれば、
穂先だけを使った線描き
または、根本まで使った
面表現まで多様に使えます。

付立筆の種類としては、
「長流」「玉蘭」
良く選ばれています。

【特 長】
◎穂が長めで穂先が揃っていること
◎腰が強く復元力があること
水、墨の含みが良いこと
◎羊毛・馬毛・狸毛・鹿毛を使用

水墨画の筆/②削用筆の特長


硬い線も柔らかい線も
自在に描けます。

線描きにも彩色にも使えて、
表現の幅が広がります。

【特 長】
◎腰が強い
◎穂先がきき、短め
◎水、墨の含みが良い
◎羊毛・イタチ毛を使用

水墨画の筆/③彩色筆の特長


彩色したい場合に使います。

細かい彩色から面の彩色まで
幅広く使えます。

水彩画他の分野でも使われます。

【特 長】
墨や顔彩の含みが良い
◎穂先がきく
◎弾力がある
◎羊毛・馬毛・鹿毛・狸毛など

お手入れによってはどうしても
色が取り切れず残ってしまうので、
色が混じらないよう、
色ごとに筆を変えるのが
ベターではあります。

水墨画の筆/④面相筆の特長


線描きのための筆で、
非常に細い穂先を持ってます。

人形や歌舞伎役者の面相を
描くところからこの名がつきました。

【特 長】
◎穂先が非常に細く長い
◎穂先のまとまりが良い

日本画はもちろん、
水彩画、かな文字、写経など
あらゆる分野で使われています。

【水墨画】付立筆一本から始める


水墨画でよく使われる筆を
ご紹介しましたが、
最初から必要ではありません。

初心者の方は、まず
「付立筆」一本を用意しましょう。

いきなり専門店に入って
選ぼうと思っても
種類が豊富過ぎて困難です。

上記の筆の種類に絞ると
選びやすいでしょう。

お店によっては、
試し書き出来るところがありますので、
描き心地を確認するのも良いと思います。

揃えたい筆としては、
●付立筆の「中」か「大」を1~2本

こちらの記事では、
水墨画の「線」が大事な理由を解説しています。

水墨画初心者|線が震えるのは下手だから?

[水墨画]良い筆を選ぶ理由


良い筆の条件は、
①穂先がまとまっていること
②弾力があること
③耐久性があること

水墨画に適した毛筆は、
最初は扱い辛く感じるものですが、
初心者でも筆に慣れることで、
描けるように導いてくれます。

基本の「筆の使い方」を学ぶなら、
こちらの記事が最適です。

【水墨画初心者】まず覚えたい基本技法|運筆と三墨法のコツ

まとめ

いかがでしたか?
今回は、水墨画を始めるにあたって、
真っ先に揃えたい「筆選び」について、
ご紹介しました。

◎水墨画を描くには、「付立筆」を選ぶ
◎良い筆の条件をしっかり押さえて選ぶ

日頃のお稽古のヒントになれば幸いです。

筆の使い方なら、「竹の描き方」記事を
おススメします。

【水墨画】竹の描き方|運筆を鍛える基本練習とコツ

ABOUT US

はじめまして 水墨画作家のCHIKA.Nです。水墨画を独学から始め、描き続けてきた絵描きです。初心者や独学者がつまずきやすいポイントを、技法だけでなく「考え方」から伝えること。そして上達の速さより続けることを大切にお伝えしています。 水墨画を少し安心して続けられる場所として、このブログを運営しています。  京都生まれ、兵庫県在住