水墨画初心者が「うまく描こう」とすると苦労する理由

こんにちは 水墨画家のCHIKAです。

初心者の方がうまく描こうとするほど、
苦しくなるのはどうしてでしょう?

それは、紙・墨・筆の
それぞれの道具を知ることで、

解決に近づきます。

気持ちが楽になり、
描くことが苦にならなくなります。

紙の性質を知るだけで、描くことはずっと楽になります


紙にはそれぞれ異なった性質があることを
ご存知でしたか?

例えば、
小鳥の細やかな動きを描きたいのに、
“滲みが強い紙”を使うとどうなるか?
👇
筆を入れた途端に滲んでしまって、
細かい描写に苦労します。

逆に、山と雲海を描きたいのに、
“滲まない紙”を使うとどうなるか?
👇
雲海と山肌がバッチリ分かれ過ぎて
朦朧とした表現を出すことが難しい。

極端な例だったかもしれませんが、
紙の性質をある程度理解すると、
描くことが楽になることを
わかっていただけたと思います。

水墨画を始めたばかりの
初心者さんが使う紙は、
書道用の半紙が多いと思います。

最初は迷うかもしれませんが、
紙に関してはあまり背伸びせず、
描きやすいところから練習していきましょう。

「この紙なら描きたいものが描ける」
と言えるくらいになってから
冒険しても
遅くはありません。

水墨画の紙について知りたい方は
こちらの記事もおススメです。
記事数が多い場合は、「目次」からどうぞ⇩

水墨画初心者のための道具の扱い方|にじむ紙だからこそ面白い

適度なにじみの感覚を覚えましょう

水墨画は
「紙のにじみ」の効果を楽しむ芸術です。

淡墨は特に水分を含んでいるので、
よく滲みます。

水墨画らしく見えるのは、
淡墨と濃墨のバランスが良いことです。

まずは紙がどんなふうに滲んでいくのか?
普段お使いの紙を使って
いろいろにじみの体験をしてみましょう。

描けるものが見えてくるかもしれません。

筆を入れるには順番があります

これはにじむ紙(画仙紙)の特徴です。

どういうことでしょう?
①最初に墨で一筆入れます。
②次に①の線の上から別の線を入れます。
③すると最初の線が浮かび上がります

筆跡が残って、
描いた順番がわかるということです。

この特徴を理解して、筆を入れていきます。

お手本を見て、
どこから描いているか?と思った時、
筆跡がわかるようであれば、
練習に取り入れてみてください。

筆が言うことを聞かないのは、筆が悪いのではありません


「筆が思い通りに動いてくれない」のは、
筆の性質を理解すれば解決します。

筆のもつ性質を理解すると楽しい

先ほどの紙と同様に、筆にも性質があります。

初心者の方におススメの筆は、
硬い毛とやわらかい毛が混じった兼毫筆です。

●墨の含みが良い
●穂先がまとまりやすい  のが特徴です。

穂先がまとまるだけでもずいぶん
描きやすさが変わってきます。

まずは水墨画に適した筆を使って、
筆の動きを確かめてみることから始めましょう。

そのためには、形あるものを描くよりも、
なぐり書きをたくさんしてみるのも効果的です。

●筆先の戻り
●筆のばらつき
●墨の含みの程度の確認

こんなところを体感して練習に
活かしていきましょう。

墨の濃淡のコントロールにこだわることはありません


墨のグラデーションが上手くいくと、
それだけでテンション上がります!

墨の濃淡をコントロールすることは、
初心者のうちは意識しても、
こだわる必要はないと思います。

こだわり過ぎると、
先に進めなくなることもあるし、
そこで描く気がしなくなっては
もたいないです。

最初は紙頼み、筆頼みで、
偶然を楽しみましょう。

それくらいの気持ちで進むのが、
長続きする秘訣です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「うまく描こうとすると苦しくなる理由」
として考えられることを書いてみました。

①紙の性質を知ること
②筆の性質を知ること
③墨の濃淡は意識してもこだわらない

日頃の練習で少しだけ意識してお稽古を
進めていただければと思います。

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読むのがおすすめです。
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【水墨画初心者】はじめての方へ|水墨画を始めたあなたへ

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水墨画は独学でどこまで描けるか

 

ABOUT US

はじめまして 水墨画作家のCHIKA.Nです。水墨画を独学から始め、描き続けてきた絵描きです。初心者や独学者がつまずきやすいポイントを、技法だけでなく「考え方」から伝えること。そして上達の速さより続けることを大切にお伝えしています。 水墨画を少し安心して続けられる場所として、このブログを運営しています。  京都生まれ、兵庫県在住