水墨画の筆運び|速さはどれくらいが正解?線が変わる描き方のコツ

こんにちは 水墨画家のCHIKAです。

初心者の方にとって、
 「筆運びの違い」はとても重要です。

それでも水墨画の世界では、
正解はありません。まずは、

①角度
②速さ
③軽重

この3つに注目して、
一緒に確認してみましょう。

線の種類だけ正解があります

水墨画は描き直しが出来ません。

描いたその線が正解で、
  そこから先に進めていきます。

そのため、
様々な描き方から、
様々な線が生まれます。

動画は、水墨画筆の“長流中”を使って、
穂先で細線を描いてます。

細線なら、
●筆を軽く持ち、
●穂先を使って、
●気持ち、速めに動かす

太線なら、
●筆をしっかり持ち、
(握りしめない)
●少し遅めに動かす

その加減は、手首ではなく
 体、肩、腕を軸に動かします。

水墨画では筆の速さだけでなく、
一筆の考え方も大切だとよく言われます。

▶ 一筆で描かなければならないのか?
この疑問はこちらの記事でもお話しています。

水墨画は一筆で描けないとダメ?初心者が知っておきたい考え方

筆管を立たせて描くか、寝かせて描くか

直筆

角度で線の表情は大きく変わります。

筆管を立てる(直筆法)
筆先が線の真ん中を通り、
線描きする時の方法。

筆管を寝かせる(側筆法)
筆先が側面を通り、
筆の先から根本まで使って
グラデーションが出せる。

側筆

 速度によって重厚感や陰影も
   表現出来る。

勢いを出したいか、重みを出したいか

表現したいものによって、
筆を動かすスピードは変わってきます。

勢いを出したければ、
  筆は速く動かす。

重みを出したければ、
  筆はゆっくり動かす。

どちらも考えて動かすと、
わからなくなりそうです。

遊び感覚で、
腕を使って動かしてみましょう。

「無心になる」ことが、
良い表現に近づきます。

かすれ、滲みも筆運びの速さで変わります


水墨画の表現の中には、
かすれ」と「滲み」があります。

  • かすれ」の線は、
    軽快さやスピード感が表現出来ます。
  • 滲み」の線は、
    重みとゆったり感が表現出来ます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、水墨画の筆運びについて、
見てきました。

①線の種類だけ正解がある
②角度×速さ×筆圧
③「無心」が良い表現に近づく

日頃のお稽古のヒントになれば幸いです。

筆運びが整ってくると、墨の濃淡も
自然に美しく見えてきます。

▶ 濃淡がきれいに出ない原因については、
こちらの記事も参考にしてみてください。⇩

水墨画の濃淡がきれいに出ない理由|初心者がつまずく原因と考え方

ABOUT US

はじめまして 水墨画作家のCHIKA.Nです。水墨画を独学から始め、描き続けてきた絵描きです。初心者や独学者がつまずきやすいポイントを、技法だけでなく「考え方」から伝えること。そして上達の速さより続けることを大切にお伝えしています。 水墨画を少し安心して続けられる場所として、このブログを運営しています。  京都生まれ、兵庫県在住