同じモチーフを何度も描く意味|水墨画が上達する人の練習法

こんにちは、水墨画家のCHIKAです。

「また同じモチーフか…」
そう思ったことはありませんか?

でも実は、同じものを何度も描くことは、
 水墨画ではとても大切な練習になります。

下書きしないからこそ上達を楽しめる


水墨画は下書きをしないのが普通です。
毎回が“本番”です。

だからこそ、同じモチーフでも
毎回違う結果になります。

その違いを楽しめるようになると、
 上達が見えてきます。

最初は意識しても難しいかも
しれませんが、少しずつ取り入れて
チャレンジしてみてください。

一例です。
「コップ」を3パターンで描いてます。

実践1.形を取る

  • 直筆(筆管を立てる)で、線描き
  • 墨の濃さを変えても面白い。
    淡、中、濃

実践2.墨の濃淡で表現

  • 側筆(筆管を斜めに)で、面描き。
    一筆に濃・中・淡墨を仕込む(三墨法)

面描きすると、重量感が出る。

実践3.スピードを変える

  • 淡墨で、少し速めに運筆する
  • 渇筆(水分量を減らす)で、
    速めに運筆する。
    かすれが出ると軽やかで面白い。

「どこが変わったか」観てみましょう

実践はいかがでしたか?
今は形にならなくても問題ありません!

でも、そのあとの作業は重要です。

どこに意識をして描いたか
三墨法はうまく表現出来たか
淡~濃墨の違いは確認できたか

出来た画からは、必ず課題が
生まれます。

運筆の慣れを確認出来る


同じ形を繰り返すことで、
 「今日は線が安定してるな」
 「今日は力が入りすぎたな」

というように、
自分の変化に気づけるようになります。

偶然的だからこそ新鮮に取り組める


にじみやかすれは毎回変わります。

 同じモチーフでも同じ絵にはなりません。
それが水墨画の面白さです。

偶然を楽しめる余裕も
これからの成長に不可欠です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、同じモチーフを何度も
描く意味を実践も入れて
描いてみました。

①下書きなしで上達を楽しむ
②上達の変化を確認出来る
③偶然を楽しむ

日頃のお稽古のヒントになれば幸いです。

ABOUT US

はじめまして 水墨画作家のCHIKA.Nです。水墨画を独学から始め、描き続けてきた絵描きです。初心者や独学者がつまずきやすいポイントを、技法だけでなく「考え方」から伝えること。そして上達の速さより続けることを大切にお伝えしています。 水墨画を少し安心して続けられる場所として、このブログを運営しています。  京都生まれ、兵庫県在住